耳の記憶は、心の記憶

誰にでも耳に馴染む音や言葉があると思います。

ワタシの妹は小さい頃、祖母の口から発せられる『麦』という音が大好きで
何度も何度も「おばあちゃん、もう一度言って」とせがんでいました。
その祖母の『む・ぎ』という発音やちょっとした間は、ワタシの耳にも心地よく
なんだかふわ〜んとしたやわらなか気持ちになったりしてました。

そしてもうひとつ言葉の響きで好きだったもの・・・といえば
小さい頃、隣に住んでいて、数年後に私たち一家が引越した後も
ずーっとお付き合いが続いていた女性からの言葉。

その方は、母よりも年上で、幼い私からすればものすごく大人でした。
印象に残っている姿は、おっとりしているのだけれど何とな抜けていておっちょこちょい。
そして更に印象深いのは言葉遣いとか表現が、何というかゆったりしていて丁寧だったという事。

その方の決まり文句の一つで私のお気に入りは、
どこかに遊びに行って帰る前に母からとは別に必ず言われていた
「嬢ちゃんたちは、ご不浄はいいの?」というフレーズ。

この「嬢ちゃんたち」「ご不浄」の響きは、ちょっと古くさい表現ですが
何とも音が心地よくて、耳にするのは好きでした。
理由はわからないけれど、何となく母性のようなものを感じていた様に思います。

何だろうかと思いながらも、それ以外にも近所のおばさんからの
普通の一言も暖かい印象でクッキリ残っていたりします。
例えばワタシが母に怒られて外で泣いていると
「あらどうしたの?」って言う時の声のトーンとか
「それはアンタが悪かったね。怒られて当たり前だよ。反省しなさい」なんて事すら
母性を感じるし、懐かしい。

さっき夫に話したら、「年をとったという事だねぇ。。。」とニヤリ。
あれホントに?そういう事なのでしょうか?

耳の記憶が蘇ってしまった日曜日の午後のつぶやきでした。。。
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by madoromi_time | 2009-07-05 15:26 | ふと思う...つぶやき | Comments(0)

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