映画『お葬式』の妻 菅井きんさんと母

50代も後半となると

子供の頃からテレビや映画、舞台で

その活躍する姿を目にしてきた方々の

訃報を耳にすると胸がキュッとなる。

お昼に女優の菅井きんさんが

お亡くなりになったというニュースが流れ

その年齢92歳と聞けば

大往生だと思いつつも淋しい。

菅井きんさんは

様々な役柄を演じていらしていらしゃるけれど

私の中で一番印象深いのは

伊丹十三監督の『お葬式』


午後再び観てみた。

当然の事ながら出演者はみんな若い✨

そして30年以上経った今

すでに鬼籍に入った方々が結構多く

淋しさが募ってしまった176.png



この映画を観たのは公開されて直ぐで

私は20代の初め

タイトルのイメージ に反して

あるあるの笑いのシーンが

ふんだんに散りばめられていて

伊丹さんの着眼点に、その才能に

凄い〜‼️と酔いしれた。

その後に続く作品も素晴らしく

伊丹さんがお亡くなりになった時は

本当にショックだった。


そして今日菅井さんが亡くならたニュースで

頭にこの作品が浮かんで来た。

何度か繰り返し観てきた

この作品は観た年齢や状況によって

感じるものが違っていた。



特に家族の別れは誰だって辛いものだし

私も父との別れは心が千切れるような痛みで

悲しくて悲しくて仕方なかった。

けれど夫婦は

全く違う生活環境にいた2人が

出会い共に暮らすパートナーとして

過ごしてきた日々に別れを告げる日を

迎えることは母を見ていてその痛みは

当たり前だけど

父娘の繋がり以上だと強く感じた。

母は映画の中の妻と同様

取り乱したり泣き崩れる事は無く

その現実を受け止め

気丈に振る舞っていた。

でも後になってからの母は

魂を抜かれた様に小さくなっていて

その悲しみは計り知れないものだったと思う。



父が他界した後に観た

『お葬式』は

長年連れ添った夫を送る妻に向けた

深い眼差しと温もりに

心が優しく包まれるように感じ

人と人の出会いと別れは

素晴らしく切ない…でも

だからこそまた愛おしいという

伊丹さんの視線がそこにあった。




初めて観た時は着眼点の面白さに

喜びながら観た私も

年齢を重ねる事で感じるものは

本当に変化していくのだなと

思う20代、30代、40代そして50代。



どうか安らかに🍀


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菅井きんさんに哀悼の意を表します。

8月26日になってから少し追記しブログタイトルちらり変えました^_^



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by madoromi_time | 2018-08-23 23:01 | ふと思う...つぶやき | Comments(0)

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