#3: ameba blogから*Smetana - Moldau
2017年 06月 08日
これは私のもう一つのblogの記事を
記事を引越し移動したものです。
私たちの五感...特に嗅覚と聴覚は、時として特別な経験や体験の記憶をググッと遡らせていく事がありますよね
こちらにリンクしたスメタナのモルダウは、私にとってそんな作品となります。というわけで聴覚からの記憶のお話をひとつ
私の父はクラシック音楽が好きでした。中でもこの作品は大好きだったようで、
この曲が流れるといつも父が目を閉じて小さく手元で指揮をとっている姿が蘇ってきます。
それは多分他の曲でもやっていたとは思うのですが、なぜかそうした父の姿が浮かぶのはこの曲です。
6月は亡くなった父の誕生月。
当日は少々センチではありますが、久しぶりにスメタナのモルダウを聴き懐かしい父を思ったりしてました。
シュンとした気持ちではなくフフッと笑える記憶の映像が一緒に登場するからです。
それは半世紀ぐらい前の記憶(年齢がバレバレですが
私は4歳ぐらいまで豚小屋などもあり、交通量も全くもって少なかった頃の池尻大橋の都営団地に住んでいたのですが、
その頃父は私の手を引き「行くぞ」と車があまり走っていない246号の横断歩道がない場所を走って渡ることがよくありました。
父の大きな手の感触と、その時まだ小さな妹を連れた母の「危ないからやめて!」と叫ぶ声と「大丈夫」という父と、
そして私は母の声を背にワクワクしながら走り渡った時の気持ちがクッキリ蘇るのです。のどかな時代懐かしいです
けど....年齢を重ねると昔の記憶の方が鮮明になるというけれど、これはその症状なのでしょうか
なんだかとても個人的な事からのお話になってしまいましたが、でも今日のリンクはそんな懐かしき父を思う一曲です。
こちらのカラヤン指揮のコンサートホールでの演奏会↑はPCでは見られるのに、
スマホだと開かず別の楽曲に飛ぶ事もあるのでその場合は
↓
東京は梅雨入りしました
これからジメジメした季節になりますが、
雨降りの日が多いのは嫌だけれど、様々な色が街を彩る紫陽花の季節でもあるので、
雨が嫌だわと出不精にならず散歩道を楽しもうと思います