夢
2017年 09月 07日
今朝ものすごクリアな夢を見た。
それは5年前2012年の秋に亡くなった父の夢だった。
父を知っている人にとってはクスリと笑える話だし
私自身覚えておきたい夢だから
ここに備忘録として残しておくことにした。
夢の始まりは、こうだった。
私はなぜか是枝裕和監督の撮影現場か
または仕事場で小道具作りか何か作業をしている。
休憩時間になりお弁当を買いに
最寄駅近くに向かうと駅の改札に母と、
亡くなった筈の父がいて父は私を見つけると
「オイ!100円貸してくれ、
足りなくて切符が買えないんだ」
といきなり声をかけてきた。
お札で買えば?と言うと
小銭しか受け付けないと言う。
仕方ないので現場に戻り両替を頼む事にした。
いつの間にか母はいなくて父と2人で
現場に向かって歩いていた。
父を向かいの鰻屋さんの角で待たせて中に入り、
誰かに両替を頼んでいると
いつの間にか隣に父がいる。
そしてナンダカンダで
是枝監督と父が話をする事になった。
この流れ…周りを巻き込んでいく姿はとても父らしく
「あ〜お父さんだわー」と私は笑っていた。
でも一方でお父さんは亡くなっているのに…と
思っていて不思議な気持ちで
2人が話している姿を見ていた。
100円を手にする事が必要だっただけの父なのに
いつもそうだった様に熱く仕事の話を
一気に監督に話したかと思うと、突如
「もう行かないと。サッ行くぞ」
と言い立ち上がった。
そして私が何故か持っていたファッション雑誌の
表紙に自分の名前を筆で一気に書き
「それじゃあ失礼」と帰って行った。
私は慌てて追いかけ父に
「100円はいいの?」と声をかけたけど
「いいんだ」と後ろ向きのまま手をあげて
スタスタと駅に向かい歩いて行ってしまった。
生前父と監督が直接顔を合わせた事はない
と思うけれど、
私が監督の作品が好きなので
こんな風な場面があったらいいな…
と思っていたからこんな夢をみたのかもしれない。
来月の初めに父の命日がやってくる。
毎月、月命日にお墓まいりに行っているけれど
もう5年そして6年目になるのだなとなんとなく
最近よく思っていて、夢に父が出て来たのは
嬉しくもあり、でもちょっと淋しくなってくる。
なぜなら夢の中で私はいつも
お父さんは亡くなった筈なのにと思いながら
父と話しているからだ。何故なのだろう。
目覚めた時
夢で父と会えて嬉しいのに同時にいつも
父の死を知ってる自分が悲しくなる。
写真は夢と関係なくて、ホテルオークラの最終日に撮った廊下の写真。
記憶を辿る迷路の入り口、廊下の様なので貼ってみました(*^^*)
8日の朝になり、情報番組見ていたら
是枝監督の『三度目の殺人』を紹介していた✨
夢に監督が出てきたのはそうだ、
この新作観たいな〜と思っていたからだ。
夢の中の物語の成り立ち方って面白い。
by madoromi_time
| 2017-09-07 22:37
| 備忘録