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空の色

今日から事務のバイトは夏休みに入った。

この2枚の空は同じ時に撮影したのだけど、下記の通り東と南で全く違う表情。
空の色_a0130778_1624148.jpg
東の空
空の色_a0130778_1625522.jpg
南の空

なんとなくぼんやりと空を見ていたら、なぜだか先月亡くなった大叔母の顔が浮かんできた。

90歳を越えていた大叔母は、ものすごく優しく温かなオーラを持っていた人だった。
彼女は長い間、米軍基地の保育園で先生をしていた事もあり英語は私たち日本人が
習ったその発音とは違ってとってもナチュラル。
会うといつも”ハロウ〜”と笑顔で声をかけてくれた。そしてTwinkle twinkle little star〜♪
ってキラキラ星☆≡他にも色々英語で歌った思い出がたくさん。
なんだか子供心にそれが嬉しくて眩しくて.....まるでそれは魔法の粉が降って来る様で
本当にキラキラした時間だった。

そんな大叔母のお別れの会では、
その人柄について「人の悪口や泣き言を言ったのを聞いた事がない」という言葉をたくさん聞いた。
私は大人になってからは殆ど会う機会もなく数える程だったのだが、確かにそうだと思う。

どんな人も心には様々な風景や色がある。その色は美しい事もあれば、ひどく暗い色だったり。
たぶん大叔母だって様々な場面に遭遇する中で、表には出さず呑込んだ言葉や表情が
たくさんあった事だろう。でもそれはものすごい心の力があるからこそ出来たのだと思う。

ふと私はどうかと思わず自分に問いかけずにはいられない。
結果・・・全く足元にも及ばない私。
以前も書いたかもしれないけれど、好きな映画の1本に「地上5センチの恋心」というのがある。
多くのシーンからは、オデット(役名)から幸福感をもらうのだけれど、
その一方で見たくない人々の表情をポンと私たち観客に投げて来るシーンもある。
彼女はその場面で、しっかりとただその視線を受け止めている。
そのシーンにきっと誰もがハッとなる・・・と思う。自分はその場面でどうか?と。
そしてたぶん絶対自分はその多数にはならないと思うだろうけれど、果たしてどうなのだろう。

なんだか取留めがないけれど、そのオデットの姿と視線に、大叔母のその笑顔が瞳がだぶる。
・・・潔く生きて行きたい、と思う今日8月11日。
この空と終戦記念日を前にした昨夜たまたま見たNHKのハーバード白熱教室が改めて思わせるのかな。
この番組は再放送。とても見応えがあり自分の生き方・心を問う深い内容。
また今夜もあるので見るつもり。







by madoromi_time | 2010-08-11 16:50 | ふと思う...つぶやき

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