昨日3月11日に、加藤健一事務所の芝居を下北沢で観た。
作品は80年代に観客の心を鷲掴みにした『ザ・シェルター』と『寿歌(ほぎうた)』の2本立て。
共に、原子力のあり方を嫌でも考えさせられる作品で、その当時私が若かったせいもあるとは
思うけれど、観た後に客席の椅子から立ち上がれなかった。
静かに迎えるラストシーン、、、目の前に広がる世界は美しい、、、
けれど幕切れの最後の映し出されたそのコトバは、
その美しさと対照的にあまりに悲しくてどうにも動けなかったのだ。
これは私だけの経験ではなくて、当時を振り返り同じ経験をしたという人は結構いると思う。
今回の舞台を観た友人の一人も、昔同じく立ち上がれなかったとメールを送って来た。
この2012年版の舞台は、やはりおかしくて悲しくて切なくてたまらない気持ちいっぱい・・・。
『寿歌(ほぎうた)』は色あせる事のない作品、北村想氏の代表作だと改めて感じる。
終演後、出演者の方々と観客である私達全員で共に昨年の3月11日に亡くなった方々に
黙祷を捧げたのだが、一時的な気持ちだけで終わってはいけないと強く思った。
少し前に、通販生活のCMの放映をテレビ局が断り、少しばかり話題になったけれど、
本当に何故放映しなかったのだろうと、今でも私は不思議に思う。
そのCMは、ただ「原発のありかたを考える特集」がある事をアナウンスしたに過ぎない。
ただ真直ぐに、ストレートに私達に問いかけているだけのものだ。
この先日本はどうあるべきか、ひとりひとり考えてみませんか、、、と。
放送されなかったのは残念だったけれど,結局この「放送拒否」が大きな宣伝効果となり
YouTubeのアクセス数はものすごい数になっていて、このCMを企画、制作した人達に拍手♥〃